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 東京統一管理職ユニオン 第28大会決議

2019年11月


 私たち東京統一管理職ユニオンは、この1年間、職場の仲間を守り抜き、ノーベルバイオケアジャパン支部を発展させ、スリーエム、AA日本ゼネラルサービスにおいては、新しい支部を作り上げた。これらは、目に見える進歩である。一方、池袋事務所の組織内部の今いる仲間は、議論を積み重ね、互いに激励し合い、今困っている組織内部の仲間を助け、組織活動に参加しにくい組合員にも目を向け、今までにない強い連帯を実現している。組織の外に向けた連帯は、組織の内部の連帯の上になりたっている。この1年間、組合組織の外でも内でも、我々組合員はよく頑張ったといえる。

 自民党の労働法制の改悪は、我々労働者の労働環境の悪化と生活環境の破壊をもたらしている。ホワイトカラーエグゼンプションは日本の管理職から労働者性を剥奪しようとするが、我々の歴史は逆に、一人の管理職の中に労働者性を見出して、一人の管理職にも労働権を与え、一人の管理職者の生命と職場での安全性を守ってきた。個人加盟の組合員の団体交渉権が法的に確立されたのは21世紀に入ってからであるが、我々はこの世界的な偉業にも貢献してきた。

 労働過程の真の意味での生命の安全性は、労働過程の現実の危機に直面する現場の労働者個人によってしか覚知できない。労働者こそが労働の危機を即自的?対自的に知りうるのである。労働の安全は、一人の労働者の意識に始まり、労働者の連帯によって実現する。権力の政策が、現場の労働者の危機に手を打つのは、多くの場合労災の事後である。労働者のさらに厳しくなる新しい労働環境に、権力が手をさしのべるのを待っていたら、労働者は破滅してしまう。

 世界の環境破壊の顕著な事例が今年10月12日に、日本では台風19号の形で現れた。すでにその死者は90人を超えている。来年は、もっと酷い事態になるだろう。日本の経営者は、生産過程の効率を第一にして、労働者の生命の安全性を第二においてきた。ここに労働破壊がある。経営者は、我々労働者に重たいノルマを背負わせ、もし倒れたら後から荷物を軽くするか、下手をすれば首にした。牛や馬の扱いと何がかわるのか。同様に、日本の権力者は経済成長を第一にして、地域住民の生命の安全性を第二においてきた。ここに環境破壊がある。台風19号は自然の酷使の結果である。その横暴は地域の住民の90人の生命により償わされている。我々一人一人の労働者が、労働過程で酷使されている自分に目を向け、労働環境を守るために、連帯して立ち上がれば、この環境破壊をくい止めることにも、貢献できるのではないか。我々は来年に向けて、より高い意識を持って、組織拡大をすすめていきたい。       

 以上、決議する。
  2019年11月16日

東京統一管理職ユニオン第28回定期大会参加者一同